古くても新しいこと

タイトルとは真逆の写真だけど、

 

古くなったら、ちゃんと「古いのか、そろそろ時期だな」とか気づかせてくれるからこそ使い続けていて問題ないわけで、エイジングされて「新しさがない=駄目」とすることがいつしか良くないことのように思っているところも確かにあるけれど、「当時と変わったな。そろそろメンテナンス必要かもな」とシグナルを送ってるからこそ、ちゃんとメンテナンスができて使い続けることができるのだななんて思っているのです。
でもそこには日々の経験やらの蓄積で対処できる方法を知っておく必要があるわけで、自分(みんな自ら)の住まいのこととなると多少なりともDIYというのは普通にあるべきなんだと思うのです。

自分たちの仕事もちゃんと長く使い続けれる仕事であるということはどういうことなのかなと、考えさせられる現場に出会う機会があったもので、ふと自分の今に当てはめて考えさせられました。

 

今、ちゃんと、この先の自分に偽りなく。

 

なんて思うと正解なんて無いのかもしれないけれど、ちゃんと今考えられる知識はいっぱい仕入れとかないと、この先大変な目に合うようなきもして、いつもアンテナ張らないとなと再確認の毎日。

 

・・・

つまり何が言いたいかというと、自分でもコントロールできないピカピカの製品に左右されるのは、前提すら無い更新となり、対処のしようもない。自分でコントロールできるからこそつづくのだなという、表面ペライチの見た目が勝負の材料にものすごく疑問なんです。自分はそう思うのです。

古いのは古くならなくちゃ。でないと、何年経っても咲き続けているイミテーションのバラの花を見てるようで気持ち悪い。それが素直なんだと思うのです。

それ勘違い。断熱をしっかりすると夏は暑くない

住宅の計画をお客様と打ち合わせしているのが最高に楽しいここ数日。このごろは、

「断熱は予算削減対象外で。」と、

念を押されるほどに、打合せのお客様の志向も「きっちり断熱気密、良い窓」が定着してきていると感じるのです。もちろん、そこは削減したくないし、「お金をかける意味がある」と自らQ1.4/C0.5の住んでいてわかっているのでイチオシPoint!です。

とはいえ、内覧会場やOB宅訪問など経験のないお客様の中には、勘違いしていて

 

「たっぷり断熱しちゃったら、夏は暑くて大変でしょう?だって布団かぶってるもんなんでしょ?」

 

と質問される方もおります。確かにそう思っちゃうのもわかりますが、違います。
例えば今日のお昼すぎの事務所の温度がこちら。
だれも出社していない日曜の午後ですが、窓からの熱侵入あり。複合機2台もしっかり頑張って発熱!
断熱は、天井高性能グラスウール200mm、壁高性能グラスウール16K100mm、床スタイロ3種b150mm
で、温度レンジ(範囲)固定のまま、となりの倉庫をみると、、

こちらは天井無断熱。壁はグラスウール50mm。
実際は、暗く、ひんやりしてそうな場所だけど、サーモカメラで見るともう真っ赤を通り越し真っ白。
天井付近は40℃超えです。。。

ね。一目瞭然。断熱キチンと入れていれば、こんなに違うんです。

 

●で、さっきの質問の解説。
布団をかぶって寝て温かいのは体の発熱する熱源の温度をキープしてくれるから。もし断熱された住宅で、夏に家の中で熱源があり締め切っていれば、どんどん暑くなるのは間違いないでしょう。しかもありがたいことに、その熱をキープしてくれるのですから、どんどん発熱したら暑くてたまったもんじゃありません。
なので、もし熱源の人が多い家庭、事務機器などがいっぱい動いている個人事務所などは遠慮なくエアコンを使いましょう。日射が入ってくることも、家の中に熱源を取り込むことになるので遮りたいです。カーテン、ブラインド、でもできれば窓の外で遮蔽です。庇で影を作ったり、外付けブラインドやコスパに優れたすだれもいいと思います。

 

ちなみにこの事務所。今の岩村建匠おすすめグレードの断熱性能半分くらい。でも「断熱はしっかり入れないと」と意識が変わった頃の案件。当時は自前ということもあり、気密処理は気にして施工していません 笑
なのにこれくらい違うのですから、やっぱり断熱気密、しっかり投資するのは意味があることなんです。
エアコンの効きもいいので、電気代だってぐんとオトクなので、真夏には浮いたお金で毎日缶ビール飲めるくらいです^ ^

新旧取次いで、取り次いで

たとえば1,2,3,4の連続した建物の、4は以前解体済みで、

今回3を解体して3’を増築し2と合体した向うにまだ1があるので、

2の一部を2’にして1と連続させて、結果的には1つの建物に見える。

という、なんだかなぞなぞみたいに悩みどころ満載、大工さんやり甲斐満載の現場が

今回のアスパラの家(巷ではもうすでに、そう呼ばれてるみたい 笑)

写真は増築の3から2を通り越して1を見る。

 

今は1の屋根を2’とそろえる「1’化」工事なので、

耐力壁化工事や断熱区画もでてくるややこしい大一番なのです。

 

まあ、それにもましてわかりにくい文章ですいません。

 

 

「照り返しがすごい」と大工さん

 

遮熱仕様のタイベックと屋根通気も確保

「いわむら!これきついよ!」

快晴の横手。気温27度。太陽サンサン。シルバーの透湿防湿シートの照り返しギラギラ。上見たら太陽眩しいし、下見てもチカチカするし、大工さんは日射のサンドイッチ。こんがり焼けちゃいます。(笑)

「まあ、それだけ白いやつよりも跳ね返してんだろな〜」

 

ってことなんです。そしてこの下にはしっかり断熱3まいのせてます。300mm。
(写真は施工中の様子)
こんな工事があるので、天気がとても重要なわけです。絶対に濡らしたくないので。

おかげで大工さんみんな、ヒーヒー言いながら、一日終わると突っ伏して寝る。まさにそんな感じなのです(笑)

 

明日はいよいよ餅まき!

にょきにょきと

古きを良しとし、新しきを堪能する

そんなにうまくいくことばかりではないですが、今回の現場は自前の林の木で先代が建てた家に、あたたかい家をプラス。

先代の建てた1階の階高高い!ので、4寸柱のほぼ12尺(3600mm)の長さはいつもの計画階高よりもだいぶ高くて、材も長くて、作業も大変と。。。久々の新旧取次案件。建て方作業しながらの大工さんが、

「うわ、垂直見たら古い方に当たるぞこれ?」

「うー解体しよう、、、」

思いの外進まずやきもきですが、慎重に慎重に。先張りシートも万全に。

H30年度 ZEH普及実績報告

平成30年度のネットゼロエネルギーハウス支援事業の実績報告

 

●自社 平成30年度ZEH率 0%

 

 

毎年、付加断熱も施した高断熱案件を新築・既存改修にかかわらずご依頼をいただきありがとうございます。
ZEHに該当するには必須のPV(太陽光発電)稼働がゼロのため、ZEH住宅とはいたっていないのが現状です。

理由1
PV搭載に関わる費用を、断熱強化・窓の性能UP(ペアガラス→トリプルガラス)費用にちゃんとお金をかけたいため

理由2
PV搭載場所として適所な屋根に、冬季は積雪がもっさりあるため、発電を12〜03までは期待できない

外壁に付加断熱の様子

 

理由1は、「売電価格が下がっていて前ほど補助金もないからね」という理由とともに、「かけるお金はちゃんと熱を逃さないで暖かさを保てる仕様」へのお客様の理解と意識が向いて来ているので、全く同感です。まずは熱ダダ漏れの現状(地区数十年の既存住宅)を変え、きちんとしっかりした器(防寒ダウンと防風ジャケット)を作るのには大賛成です

理由2は、年間発電量を考えると、以外にもこの横手でも冬季以外の日射量は大差ないことを知ることも必要なのかもしれません。
例えばこちらから。
NEDO 日射量マップ http://app0.infoc.nedo.go.jp/colormap/colormap.html

やはり冬は日射の少ない日本海側
とはいえ7月は以外にもオレンジなご当地、横手

 

ごもっともとはいえ、一番電気を必要としてる時期である冬季に
「なんだか冬に発電しづらいなら、PVはやっぱりねえ。お金もかかるし、雪も積もったままだし、、、」
となるのは納得です。
特にほとんど冬の日射の期待できない積雪地域ならではの、「冬メインのパネル角度」なんていうのも有効かもしれません。

 

ランニングコストを抑えてのんびりと健康的に暮らせる住宅が、岩村建匠の大切にしたい住宅スペックです。

不愉快な温度差を気にすることもなく朝ごはんを食べ、学校に出かけ、帰宅後はお風呂の出入りに勇気を出す必要もなく、寝るまでのゆったりした時間を過ごせるのです。蒸し暑い夏は、小さなエアコンが気持ちいい空間にしてくれます。吹雪の日は、玄関のドアを開けた時にふんわりと温かい空間に癒やされます。

そして、太陽光発電でうまれたエネルギーでランニングコストが0(ゼロ)、つまりはZEH住宅になれば、家計はにんまりするかもしれません。暮らす人にも地球にも(もちろんおサイフにも♪)とっても優しい頼れる住宅だと思うのです。