お客様感謝祭2019 | ぼくらの工務店(6社)

昨日までの雨も上がり、今年も開催のお客様感謝祭

今までお世話になっているお客様への感謝とこれからもよろしくの気持ちを込めた今日のイベント。みんなからの要望もあった、インパクトドライバーなどの工具を使った木工教室。大人も子どもも真剣に!
踏み台ワークショップ目当てでお越しのお客様もいて、早々に品切れ。

いつも台所を守ってくれている奥様方にもぜひ参加いただきたいと、今年も台所ワークショップ企画は増田の「旬菜みそ茶屋くらを」の鈴木百合子さんに来ていただきました。題して「麹を使って晩御飯の支度をして帰ろう!」

角煮、トマトと鶏肉の煮込み、ブリのみそ煮、三五八で浅漬けなどなど、ばあちゃん世代では当たり前のように使われていた地域の食文化の麹や味噌を使って食材の仕込みを。簡単にジップロックでモミモミして、あとは自宅で煮るだけ、焼くだけ、はたまた待って食べるだけ。
麹も味噌も甘酒も三五八や塩麹。今日の調味料のメインは、全部お米。すごいよね。

三菱さんのIHでも作れるパラパラ炒飯もありがとう

焼きそば、焼き鳥たくさん作ってくれてありがとう

この機会にいろいろご相談を兼ねておこしいくださったみなさん、せっかくだからと近頃の台所機器事情をチェックしに来てくださったリフォーム済みのお客様。来ていただきありがとうございます。

お餅、みんないっぱい拾えたかな?

帰宅したら、ブリの照り焼き。うちの娘も参加し、仕込んでくれたみたい。おいしかった。

うん。あしたから、もがんばろう。

室内はとろん | データで見る内外温度差

今朝、今季はじめてご飯を食べに向かう白鳥の姿を見ました。寒いはずです。

そんな10月すぎの会話がこちら。

「そろそろタオルケットじゃ寒いね」
「夏掛け出さなきゃな」

ん?10月すぎのこの時期に?
会話だけ聞いていると、「へんてこな会話だな。」なんて思っちゃうのですが、家の外は着実に寒くなっている今日このごろですが、断熱しっかりの住まいに暮らすとこういう会話になるようです。

なのでしっかりデータで見てみましょう。10月すぎに夏掛け布団が必要で、今までタオルケット一枚で過ごしていたのだろうか?を検証です。

今日19/10/16 朝の4時40分ころの3箇所の温度と、我が家で記録している温度計のグラフです。

A,B,Cともに横手市内の岩村建匠の標準仕様で、ここ数年の間に引き渡しとなったお宅です。どの地点も外気温はさほど変わりないと思います。今朝はぐんと冷え込み、遂に6℃台となりました。もし、6℃の室温で寝るとしたら、毛布+あったかい布団は必須と思います。でもA,B,Cのお宅はタオルケットor薄がけでのほほんと過ごされているようです。このうちBは、わたしのトイレの温度なのですが、みんな半袖短パンスタイルです。

ここ数日の外気温度差は、約10℃。今日に至っては12℃も変化があります。
それに比べて室内温度差はA,B,Cともに1℃程度。気づかない程度の温度の差です。外に出るまで、本当の寒さに気づかないので、うちでは一応窓開けて、子どもが「うお!さむっ!ジャンバー着てこ」と登校前に確認しています(笑)

っていうくらい、とくに何かエネルギーを必要としているわけでもなく、穏やかに室内はとろんとしています。しかも驚くくらい同じような3件の温度変化です。

あともう一つ気づいたのは、C。きっと窓開けて換気したのかなという急激な温度の低下。その後、クッっと戻っています。躯体、家具、建物全体の温度は、わずかの窓開け換気の時間では冷やされません。なので、蓄熱されている温度に一様になるのですね。

なので逆も言えると思います。もし、建物自体や家具などが外気温と同じように変化しているとして朝方には冷めきっていたとします。すると、一時的に暖房を入れても、OFFにした時点で、空気の温度なんかはすぐに変化しちゃいますから(建物自体が熱を蓄えていないので)また冷えちゃうのです。

2019 蔵の日 | 内蔵の街増田

昭和のはじめころまで、商いで財を成し、この通りの多く(約50件ほど)には蔵を構えた屋敷がたち並びました。雪深いこの横手市増田には、その蔵をさらに雪から守るため「鞘(さや)」と呼ばれる「蔵を守る建物」で蔵を覆うようになりました。まさしくそれが内蔵と呼ばれる所以で、この増田が伝統的建造物群保存地区として選定される特徴の理由の一つです。必然的に通りからは見ることができない、居宅の奥にそびえる蔵たちが、今でもたくさん残っています。

蔵の日の今日は、町並みに点在する蔵の多くを、そろって見学することができる年に一度の蔵の開放日。たくさんの観光客や、左官や大工の技を見たい玄人まで、賑わっていました。

自分はヘリテージマネージャーとなってから関わることが増えた増田町。今年は、旧勇駒酒造さんの建物の案内役として関わることができました。

散策ツアー参加の方へ、自分の関わる建物の説明をするという機会。なかなか言いたいことがたくさんあってむずかしいものでした笑

さて、自分としての今日の目標は実は別であって、普段見れないものを見る。こと。学生の頃から、せっかくだから知らないものを見てみたい欲が勝ってしまい、所属しているまちなみ研究会の方とのお話もさておき、まちあるきに没頭。。。

普段は見過ごしていたものをじっくり眺めたり
(そもそも裏に行けたのは、今日が初めてで)

 

 

いつもの景色が違って見えたり
旬菜みそ茶屋 くらを さんの奥、宝暦蔵では地元の学校のコンサートが行われていました)

 

 

散策モードの視点で見ると、面白いものに気づいてしまったり
(どうみても顔にしか見えないので、2回も通って写真)

 

 

よく見るとしっかりちゃんと手が加えられている事も知りました
(十字のホゾなのか、斜め二本のホゾなのか。。。)

本物は時を経てもきちんとそこにあるもので、うわべのその場しのぎはどこか違うところをいつの間にかむいている。そんなことを改めて思いました。すぐには答えがでないのも本物であり、ピカピカさの度合いが良いとかそういうのはなんだか虚しくて、正直、見学時間も短めでした。逆に気になったもののすべてが、やつれてもきちんと息をしていて、そこにちゃんと背筋を伸ばして座っているというか。そういう風格。ぶっちゃけていってしまえば、騙されて見えちゃうようなものはなんだか虚しくて、知恵が詰まっていて理由が見えるものはきちんとしている。そう感じました。

「普段は見せてないけど、あんたみたいな人になら見てもらいたいね」なんて言ってくれた当主に二階に上がらせてもらい見上げた船底天井。シンメトリーでもなければ、もちろん水平などない施工しがいのあるもので、大工はさぞ考えたことだろうなと思い巡らす事ができるもの。うれしかった。

自分たちはこの先きちんと評価されるべき仕事をしているものなのだろうか?
考えさせられます。

 

 

食を建築でコントロールする

総じて「断熱義務化を断念しました」という国策であったはずの建築による省エネ対策の「住宅断熱義務化策」先送りと言う名の断念は、記憶に新しいこのごろ。ロードマップなんていう示しに尽力した方々の無駄な努力は一体、、、(と思ってしまいます)
基準クリアはもちろんのこと、普通に家でぽお腹を出して寝ていられる初冬の家にお客様に住んでほしい、という家を標準仕様としているぼくら岩村建匠。

いきなりですがそれはそれで、実は問題もあるのです。

というのも、特に冬、冷ましたい食べ物、例えばお漬物や日本酒、ワインなど。野菜の貯蔵も、温かい家は向きではありません。観賞用の生花などもすぐに枯れちゃいます。以前、お祝いで頂いた洋ランがあっという間にシナシナに、なのに同時に購入した事務所の洋ランはランランと元気だったのには考えさせられました。

とはいえ、この暖かい家は、「快適性」の日々の維持費がエコであるという点でプラスであるのは間違いないのです。住んでみて、家族その他が実感として感じます。

ちょっと話がそれましたが、その主産物(断熱による暖かさという快適を得る)を得ようとしたことによる副産物(暖かさに弱いものを守れなくなってしまう)は、残念ながらあしからずなわけですが、きちんと計画することによってそれをコントロールすることも可能です。

たとえば、お味噌やお漬物。
寒い冬があるから美味しくなると言われている秋田の横手のお漬物。きっと発酵というスペクタクルな世界の中で生まれる計り知れない旨味があるのだと思うのですが、それを一定の暖かさで殺してしまうことを防ぐために、あえて「断熱しません!」と宣言する区画が合っても良いと思うのです。ワインをワインセラーで保管したり、カメラを防湿庫で保管するのとは全然違いますが、日本酒を冷蔵庫できちんと寝かせておく、そういうやつです。

ちょうど休憩前に、
「あ!そこ断熱しちゃいけないとこじゃん!」
「味噌置き場こっからだった」
「はい、撤去!」

自然に逆らわず美味しくなるものはきちんと恩恵をうけ、ひとはせっかくだから断熱というコントロールで快適性をうけ。(きちんと断熱区画ラインは、入り組んでいるので大丈夫)それをきちんと区画することで、人もお味噌もよろこんでくれることを期待して、作業はすすんでいます。

という最近の現場の状況。

「衣食住」という大切な関係性とはいえ、レストランとか商業的な関わり以外に、住宅建築で食に関わるなんてそんなに意識することもな糸思っていました。日々の習慣、今までの日常との違いなど、結局それは人が作っているわけで、その人が住む環境がコントロールしているものなのかもしれないなとつくづく考えさせられます。

・・・ちょっとわかりにくくてすいません。
つまりは略すと、

アーキテクト側の計画でやれることって、結構あるし、それをおろそかにして設備に頼るのってスマートじゃないしエコじゃないよなっていうこと。

自然に美味しいものこそしっくりくる。間違いのない、たいせつな基本。

付加断熱 | たっぷりと備える

なかなかウィークポイントになりかねない外壁と下屋(庇や、1F屋根)との取次ぎ部分の断熱ですが、はじめから付加断熱をするなどして、断熱強化を計画しておくと、施工中に現場で陥りやすい「断熱の途切れ目」を防ぐことができます。

フタしてしまえば見えない。というより、なかなかあとから手直しきかないので入念に。雨には絶対濡らしたくないので、晴れ間を狙って勝負です。

壁の付加断熱GWと、桁上に施工されたGW

もしこれが雨でぬれてしまったら、いくら撥水されている高性能GWとはいえ水は吸います。なので、このまま一気に、タイベックシートで防水防風を確保し、屋根の防水まですすめてしまいます。

現場の段取りと手慣れた大工さんの勢いも大切、そしてラストに防水紙を滞りなく施工してくれる屋根板金職人さんが終わらせてくれて、やっと一安心。

室内では設備業者さんが気密・断熱層と配管経路の確認に来てくれていました。

 

■この施工方法を実験的に実施したのが、自邸で。
最近、こちら横手、9/12朝には14℃でした。
が、家にいると、正直
「外が寒くなってきたね」という気温変化
「あれ?雨かな?」なんていう音
が全然わからないので、ちょっとはじめは戸惑うくらいでした。
もう最近は、先に朝起きた人が窓を開けて「ねえちゃん、今日は寒いかも!」なんて確認するということでもしないと、「いってきま~す」のあとに「やっぱり長袖きてく!」って戻ってきちゃうって学習してきました。
とまあ、それくらい自然の急な変化に対し穏やかに生活できる空間となるのです。

餅まき | 上棟式の醍醐の家

「はらはらしてたのが正直なところ」

「でも餅まきって、やってみて思ったよ。ほんとにいいイベントだね」

「集まってきてくれて、ご近所さんにもほんとに感謝だね」

高いところは苦手なお客様でしたが、うれしそうにこのイベントを楽しんでいたこと、終わってからずっと「よかった、よかった」と言ってくれたこと、打ち上げのときにみんなお酒がすすんだこと。

良い機会に出会えたことに感謝します。そして、これからまだもう少し。このうちができるまでいっぱいある工程みんなでがんばるよ!って。

とにもかくにも、良い天気に恵まれたこと。お天気には逆らえないって、この仕事をしているとつくづくおもいます。「良い仕事」とはと考えると、お客様の希望を叶えることや、真意を貫くこと、自分たちのプライドや、予算や日程を合わせること。などなどいっぱい要素はあるけれど、振り返ったときに「よかったね」といってもらえる仕事をしよう。そう、つくづくおもう毎日です。