断熱改修 〜床下から〜

床下からの断熱改修現場の様子

既存の床に納まっている50mmの断熱材をそのままに、更に追加で55mm+100mm+55mm →210mm の発泡系の断熱材を施工しています。

一般的には床下は40cm〜60cmくらいなのですが、今回ご依頼をいただいた現場は130cmと高さのある場所で、作業性が良い!

はずだったのですが、やはりあとから施工のリフォーム。
単純に厚い材をはめ込めばそれはそれで楽なのですが、ジョイントを一層目と二層目とでずらしたかったり(隙間が貫通しないように)、既存の木下地との絡みなどで3層での施工となっています。

既存の給排水配管や今では利用していない床暖房用温水パイプなどなどの周りをきちんとやろうとすると、思いの外手間ひまのかかる作業で、現場は苦戦中、、、手間暇3倍ですから苦笑

 

「そろそろ終わりですか?やっぱりだいぶ足元のヒヤヒヤ感が違いますね」

とお客さま。

「お金かけた分、効果が出なかったらねえ 笑 」(岩村)

「『あんま変わんないね』なんて言われないようにしたいので、こっちも気が気じゃないんで、しっかりみんな頑張ってるよ〜 笑」(大工さん)

 

びっちり床下と間仕切り壁の隙間なども塞がれ、床下の冷たい空気が室内間仕切りへと行き来できなくなっただけでもだいぶ効果はあるのですが、やはりトータル260mmの発泡系断熱。効果期待大です!

 

 

ちょっとしたことなんだけど積み重ね

指してしまえば小さな穴だけど、

とはいえいいとこ狙ってピン打ってもらえてよかった現場の養生のシート。

ちょっとしたことなんだけど、

あと少し気をつけたら怪我しなかったのにとか

あと少し気を受けたらうまく行ったのにとか

ちょっとしたことの気遣いの積み重ねで、うまくいくものも残念になるし、またその逆も。

 

ほんと小さな積み重ねだなっとつくづく思わされます。

2020本年もどうぞよろしくお願いいたします

ようこそ、令和初の年明け。
ようこそ、2020オリンピックイヤー。

振り返ると2019、絶え間なく頭脳フル回転、大工さんもフル回転で過ごすことができました。お客さまにはおまたせしてしまうことも多かった一年ではありましたこと、改善点の第一です。

とはいえ昨年一年も、それぞれの現場に関わるたくさんの業者のみなさんに助けていただきありがとうございました。一人ではできないことでも、それぞれその現場で作るチームのプロの知恵、経験、判断力、対応力、本当に感謝です。

無事年内に完成となった案件、引き続き思案中の現場、それぞれお客さまの「想い」あっての自分たちの仕事。「うん、よかった」そう思っていただけたこと本当にありがとうございます。「おお〜もうちょっとこうしてほしかった」そうならぬよう、しつこく打ち合わせ希望しますのでみなさん今後ともお付き合いのほどを。

建築=共同作業 お客さんも、職人さんもみんなで一つ

なにはともあれ、一年で区切ることがなかなかむずかしい案件に引き続きかかわらせていただいていること、うれしく思います。そしてなにより、地元のお客さまに支えられ、身近な職人さんと一緒にものづくりをできていること、勝手に嬉しく思います。そして関わる方々が健康でいてくれること、それぞれ楽しみを忘れず過ごせるように進んでいきたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします

 

・・・

個人的事ですが、「大吉」わーい
浮かれず、精進していきたいです!

妄想してしまう木目

今年もやっぱりまた加工場の隅っこに戻った杉。

図面に指定されている材種。普段手に入りやすい材をよく使うことが地域性が出るから良いかなと思って、杉を使うことが多い。予算優先の場合は材のストック具合にもよるが、外材になる。わざわざ燃料を消費して地球のあっちからやってきた材料のほうが安いというのもなんだか変な気もするけどそういう現実。

で、年末の大掃除絡みも重なり、先日。せっかくだから使おうかと久々に見た杉の木目。多分毎年見ては、なんだか今じゃないな。って気がして毎年「じゃあまた今度ね」と奥に隅っこに。

きっといつか来るのだろうけど、そのときは。

材を見る。適材適所。大工さんとして現場に立つこともあるとき、思うんです。

 

「これでよかったかな?」

 

きっと周りから見たら、「おい、うごけ!」って言われちゃいそうだけど、きっとしばらくフリーズしている時間があって、なんだか思うんです。

「あーいまこの木の命いただいている。間違ってたら申し訳ないな」

って、無性に思うときが。

 

 

で、先日もそういう時があって、「今すぐ手に入れられるベストって本当にいまなのか?」という疑問に答えが出なくて、「良いなって思ったけど答えが出なかった」から「きっと今はそういうときではないのかな」って。

 

ただそういうときもあるっていう話なんです 笑
緊張しちゃうんです
「どう生きていたのかこの木目」

 

 

家族みんなでミツロウDIY

まだ引き渡し前ですが、家族がみんなが集まり、今日はミツロウワックスDIYの日!

外気温2℃の今日。
きのうからエアコン試運転の始まった室内は、Tシャツで十分な環境になっていました。

自分たちで暮らす家だから、少しでも自分たちで手をかけてあげる。そして自分たちで床にミツロウ塗りをすることで、住んでからちょっと部分的に薄れてくるコーティング効果のメンテも気軽にできる。とってもいいこと。

はじめは大丈夫かな?できるかな?なんて言ってはじまりましたが、あっという間にどんどんと。

「うん!今のところたのしい!笑」

音楽かけながらどんどんと。

あっという間に、オークのフロアの木目が浮き出てきます。めちゃくちゃかっこいい!

佐原の町並み | 重要伝統的建造物群保存地区

香取市佐原の伝建地区に増田まちなみ研究会のメンバーと見聞を広めに。

駅から歩き伝建地区にはいると、水運が大きく街の形成に寄与していることがわかる町並みに、普段見慣れぬ景色なことと、瓦の屋根と平入りで揃う軒の連なりに、一見の価値ありと思えました。伝建地区、なるほどな〜と。

今回自分が気にして見つけたかったひとつは、そこに住んでいる人はどう住んでいるのだろう?ということ。きちんと手入れをしていくことで大切に長く住まい続けられることはきっと誰も知っているのだろうけど、伝建地区に選定されるような地域は、繁栄当時はきっとお金持ちで住まいにお金をきちんとかけられていた時で、建物も大きく維持管理もきっと大変。今は文明化とそれに伴う省力化が進むとともに、そこにきっと住んでいたであろう人数(家族+従業員や使用人など)は当時よりはだいぶ少ないはず。

とあるお店の方にお話をして普段から公開しているという、庭まで見せていただいた。きちんと手入れされていた。見られても大丈夫というその景色がそこにあったことが素敵だった。凛としている日本の美意識というかその庭にある光が素敵だった。


とはいえ、保存会の方も言うように、全ての建物に当時から当主の方が住まい続けているわけでは無いよう。でも、飲食店に改装したり、通り沿いの部分だけを貸し出してカフェを開く若い方がそこにいたり。もちろん昔から続くお蕎麦屋さんや和菓子屋さん。観光地にある雰囲気というか、お店で何かを買える、くつろげる場所がたくさんあった。

「古き良きは作ることはできない。壊れたら終わり。保存はつまりは活かすことで、活用することで保存される」

つくづくおもう。

そして、きちんと直し使う。使うために直すのは、見た目だけの薄っぺらさはないように、きちんと。

周囲に広がる宿の外観も町に合わせて。

うんいいよな。工事中の住宅だってきれい。景色に合わせ手前は平入りの鎧張り。奥の方は違うけど、でも縦板の羽目板張り。

またまた保存会の方の言葉を借りると、「地域の意識」
でもこれってきっとそもそも日本人にある遊び心と美意識なんだよね。きっと。既成品の商品の積み重ねだけでは作れない、手に入る素材の組み合わせだから作れる、時を重ねたらきっと現れる「あじ」。

しかもとても省CO2。すてきだとおもう。